社名変更が持ち上がりました。
しかし、「荒井測量設計株式会社若松出張所」が弊社創業の母体であった関係で、創業者は「荒井」の文字を消すことに抵抗。「お世話になった“荒井”との絆を大切にしなければならない」という意思は固く、そこで、呼び名を同じにすることで創業者の同意を得て、カタカナの「アライ」に社名変更することになりました。が、「荒井」を「アライ」に変えるのはともかく、いまいちピンとこない。つまり、何かのキーポイントというか、絶対的な謂れとシンボルが必要でした。
そんな折、「あらいぐまラスカル」というアニメのテレビ放映を偶然目にした時、「アライ」は「あらいぐま」であるという発想が脳裏をかすめました。
しかも、「荒井」に対する創業者の精神は、たとえ「アライ」となっても呼び名は同じである以上、厳然と生き続けることに変わりはありません。
また、「あらいぐま」のようにいつもきれいに洗うが如く、より良い成果を提供できる会社を目指す、という意味も込められております。
さらに誰にでも愛される会社を願う気持ちも、この「あらいぐま」によって達成できるとし、社章として制定されました。
皮肉なことに「あらいぐま」は、力の強さや気性の荒さからペットに馴染まず、2005年に特定外来生物に指定されました。
しかし、「あらいぐま」の荒さが、逆に困難を伴う会社経営を生き抜く力ともなり得るとして、これからも「あらいぐま」の「アライ」として前進いたします。